私の周りの変わった人々

重い話ばかりでも何ですので、たまに違うトピックも挟んで楽しく行きたいと思います。

 

海外に住んでいると、現地の人であれ同じ日本人であれ、個性的な人との出逢いが日本より確率がかなり高い様に思います。そんな私の経験談を若干デフォルメして笑い話のネタにしてみます。

 

今日はその第1弾!!

「全ては周りのせい、私は悪くない!!K君のママ」のお話しです。

 

このK君とは子供のスポーツで同じチームになり、3年ほどお付き合いが有りましたが、なかなか思い出深いママさんでした。

ショートカットのダークブロンドを靡かせて、スリム(と言うか贅肉が全く無いボーイッシュな身体付き)なママさんは元牧師の旦那と離婚して独りで四人の子供を育てるシンママ。

最初はサバサバしてて付き合い易いかなと思ったのですが、なかなかのくわせ者。

とにかく会えば必ず元旦那の悪口と自分の生活がどれだけ大変かを延々と話す(練習が1時間半なので、毎回ほぼずーっと聞かされました)。全ては元旦那、そして何と縁切りされたと言う己の家族のせい。

大学に行っている長男が自宅に寄り付かないのも全ては元旦那が洗脳してるからなのよ!!(単に大学の授業が忙しいのとガソリン代が無駄だからワザワザ引隠滅滅とした実家に帰ってこないだけ)

 

・・・知らんがな(笑)。

 

と言うか、自分の兄弟からは絶縁され、そして元旦那からは三行半、更に息子達からも敬遠されてる時点で己にも問題の原因があるかも、とは何が有っても思わないのがアメリカ人の常識っぽいです。

K君ママも例に漏れず、とにかくぜーんぶ元旦那が悪い。だから試合に元旦那が見に来ても、タバコのポイ捨てしてるから警察呼んでやるわ!!とかそんな事ばかり言って(マジで警察呼んで大喧嘩してた)肝心の息子の活躍にはあまり興味無い。でも息子が失敗したら、チームから離れた場所で

「貴方は悪くないのよ。今日と言う日が悪かったのよ、ほら父親と言うネガティブな気を持ち込む輩も来てるしね。」

とかやってるから、コーチやチームメイトからは浮きまくっていました。

K君は地元で有名なアート系の進学校に中学で合格したものの、家庭環境がこんな感じで落ち着かず成績ガタ落ちで結局は付いていけず退学勧告を受けて、近所の一般校に転校しました。

もちろん、これも「元旦那が息子に精神的に悪影響を及ぼしたが為の結果」なんだって。

K君はしばらくはスポーツからも遠ざかっていましたが、またこの秋から復活するとかで、私としては練習や試合でバッタリ逢わない事を祈るばかり!!

最新情報としては元旦那さん、とても肉惑的な恋人とそろそろ再婚するそう。親権は半々なのでまたもやひと騒ぎしそうかな。K君は今思春期真っ最中ですからね。ムチムチボディの継母さんともひと悶着しそうだなぁと思わずにはおれません。